岩田Jや川田J、蛯名Jなどが馬を追うときにお尻をトントンついて追う騎乗スタイル。競馬ファンなら誰でも見たことがあるスタイルだが、実はこれには正式名称があり「シッティングプッシュ」と言う。岩田Jや川田Jなどをみると、「ここぞというときにグッと差し込んできて勝負強く、そして豪快に伸びてくるイメージ」だが、その反面、「馬に負担が大きい」「馬の腰に悪そう」といった批判意見があるのも確かだ。

では、それを馬産地ではどう捉えられているのか?
先日その話題があがったので書いてみたいと思う。

まぁぶっちゃけ、馬産地でも賛否両論あるわけだがその場にいた育成に携わる人からはこんな声も聞かれた。

「特に脚元が悪いわけでもなく連戦の疲れをとるために休養で帰ってきた馬なんだけど背腰のダメージが半端なくコズミも酷くてな。短期の予定が笹針やらやってから立て直しで半年近くかかってしまったよ…。」
この時は最近、シッティングプッシュを取り入れてる某若手ジョッキーが連戦で騎乗していた。
こんなことがあるのも事実だ。

逆にこんな意見もある。
「終いがどうしてもあまい馬だったが岩田ジョッキーだと最後にしっかりともう一伸びするんだよね。いつもならフラフラしてもおかしくない感じなんだけど真っ直ぐ伸びていた。やはり腕があるね。イメージしてたよりダメージも少ないし良かったよ」とかなりの好評価。

最終的には個人的な意見も交えてだが、やはり長年、このスタイルを貫いているジョッキーは馬の負担が少ないところでシッティングプッシュをしている印象で負担もかなり少ないイメージだ。
しかしその反面、馬体の無い小柄な牝馬などにするとやはり反動は大きいのも確かだろう。ただ、追う際には前へ押し出す以上に引いた時にしっかりハミをかけることの方が重要と考えておりシッティングプッシュを取り入れてる実績あるジョッキーはこれがしっかりできているからこそ大事な場面で真っ直ぐしっかりと脚を伸ばすことができるのだろう。
逆にそこまでのレベルに達していない安が取り入れると馬のバランスが崩れており真っ直ぐ脚を伸ばすことは出来ない。ここが大きな分かれ目だろう。

最後に個人的な見解として…
技術に伴いシッティングプッシュを取り入れてるジョッキーは馬のダメージも最低限で末脚も真っ直ぐ伸ばしてこれる=馬券的な面でも信頼に値する腕のあるジョッキーだ。
要はシッティングプッシュがどうこうと言うよりも技術が伴っているかどうか?の方が重要だということだ。

今後、そういう面からもレースを見ていきたいと思う。